兄弟仲良く育てるのに、「平等」を意識してるママがとても多いです!!
コレはやめた方が良いです。
何故ならば平等ってかなーり難しいから。
子供が平等にこだわると損得勘定が芽生えてしまう
男と女でも違うし、同じ性別でも得意不得意、好き嫌い、体格全て違うので、必要なサポートも量も質も違います。
そもそも産まれた時点で一卵性の双子ちゃんたちや三つ子ちゃんたちを除いてほぼ色々と違うわけです。
1番上の子と次に産まれてきた子で歳の差もあるし、成長がもう違うのに、お菓子もオモチャも平等って既に無理があるのです。
そして、お姉ちゃんだけずるいとか妹だけずるいとかならないように平等平等と同じように分け隔てなく与えようとするから、子供達は「平等」にこだわり、そこに意識を向けるので、損得勘定が芽生えてしまい、「損してる」って思ったり、「あの子は特別でズルい」っとなっていくわけです。
幼稚園も学校も社会も本当の平等なんて無い
しかしながら、幼稚園も学校も社会も平等なんて無いんですよね。
平等で公平であろうという精神はあるのかもしれませんが、みなさんが体験してきた通り、先生にはお気に入りの生徒がいたり、やたらと運が良いツイてる人がいたり、スタイル抜群のうえ美人のモテモテ女子がいたりするわけです。
そこで、兄弟分け隔てなく平等を意識して育てられた家庭の子供達は、
「先生はあの子だけかっエコヒイキでズルい!!」
「あの子だけやたらとモテておかしい!!」
「アイツだけいつも運が良いのは不公平!!」
と平等じゃない事が許せない気持ちになってしまいがちです。
家で平等に与えられる事を大切にされてる両親に育てられたので平等じゃないと納得しがたいのです。
そもそも人は違うのが当たり前
しかし、そもそも産まれ持ったものは違うし、成長も得意不得意も違う前提で、必要なサポートも違うからとどちらにも必要な事を与える両親の元に育った人は、そもそも人は違うのが当たり前なので、サポートも違う事に違和感はありません。
例えばお姉ちゃんはもう身体が大きいから、食べれるお菓子も下の子より多くて種類も豊富。
下の子には「大きくなったらお姉ちゃんみたいにたくさんお菓子食べれるよー、早く大きくなろうね。」と声をかけるだけでいいと思います。
上の子には成長に合わせて必要なドリルもオモチャもたくさん必要になると思いますし。
体力があって昼寝も不要なのでその分遊ぶ時間を埋めるためのおもちゃやドリルがいるし、成長に合わせてできることが増えるのでそれに合わせた知育のオモチャも種類が必要なので。
下の子はまだできる事も少ないのでそれほどたくさんのおもちゃは入りませんし、新しく買うよりもお下がりで間に合うものも多いはずです。
なぜ扱い方が違うのかを説明してあげる
上の子に自分で選べる力がついてる場合は、お洋服も自分で選ばせて買い物もできますが、下の子はまだ選ぶ力がないので親がサポートしながら一緒に考えて買い物しますよね。
上の子の方がそういう意味では自由度も高く選択肢も多いので上の子だけ自分で選んでズルいといえばズルいのですが、、、そこをズルいと教えずに、お姉ちゃんのように自分で選んだりできるようになるからね、色々挑戦していっぱいできるようになろうね!って下の子には伝えれば良いと思います。
下の子は下の子でまだまだ抱っこが必要でちょっと眠たそうにしてたら抱っこしてもらえたりとお姉ちゃんからみたらズルいかもしれないけど、それもズルいんでは無いですよね。
お姉ちゃんが小さい時はそうしていたし、まだ抱っこが必要だからそうしているとお姉ちゃんに説明すれば良いのです。
平等にしないことが不公平ではない
無理にお姉ちゃんも抱っこしたりして機嫌を取るようなことをすれば平等に抱っこしてもらわないと不公平だと思ってしまいます。
もう少しそれぞれの子供達が大きくなれば興味のあることも違ってきて、学びたいことや遊びたいことも違っていきますね。
習い事によってはピアノが必要であれば高額なピアノを購入したり、サッカーで留学したいと言われたら留学資金が必要となったりと、もう使い金額もサポートもどんどん違っていくはずです。
そのうち、お姉ちゃんは私立なのに、なんで僕は公立受験しないといけないの??とか言われても平等に育てようとしてきた親としてなんて説明したら良いのか、、。
子供たちが兄弟分け隔てなく愛されてると思えることが大事
その時の家庭の経済状況も違ってきてたりと色々平等って難しい話なのです。
そして平等に与えられなかった場合に兄弟感でズルいという気持ちが産まれ、ケンカの原因になります。
それなら最初から必要なサポートが違うから必要な物を与えられる範囲でそれぞれ与えてるという姿勢で良いと思います。
大事なのは兄弟分け隔てなく愛されてると子供たちが思えることです。
愛されてると思えるが何より大事ですよね。
愛に溢れている家庭では子供はみんな仲良くなる
子供達がそれぞれ親に溺愛されてると思えていたら、それほどどちらの方が与えられてズルいという感覚になりません。
俺ってほんとめちゃめちゃ愛されてるなぁと思ってる子供は心が安定しているし、満たされているので与えられなかったことよりもむしろ与えたいと思います。
だから、親が弟に厳し過ぎると感じれば弟を庇ったり、弟がどうしても欲しいといってるのに親が買わないといえばお小遣いから買ってあげようとしたりします。
愛されてるという自信と、兄弟それぞれみんなが愛されているという確信がある愛に溢れている家庭では子供達はみんな仲良くなります。
十分に愛されていると実感していたら1番必要な愛が与えられているので、他の足りない物があっても幸せなのでそれほど気にならないものです。
平等に何かを与えようとせずに、分け隔てなくそれぞれを愛してあげる
つまり、平等に何かを与えようとせずに、分け隔てなくそれぞれを愛していて、そのことがちゃんとそれそれに伝わっていることで、他のアレコレが平等でなくても気にならなくなり兄弟仲良しで育ちます。
そういう家庭で育てば、学校でとてもスポーツが得意な子がいれば素直に褒めて応援できますし、やたらと先生に気に入られている子がいても、性格が良いから気に入られるんだなぁと前向きに違いを捉えられるようになりやすいです。
兄弟喧嘩に悩むみなさまの参考になれば幸いです。
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