日本の本当の離婚率とは!?

今は3組に1組が離婚する時代なんて言われてますが、これは実際の離婚率ではありません。

数字のマジック的な事です。

実際には3組に1組も離婚してない

厚生労働省の人口動態統計によると、令和3年の離婚件数は18 万 4,384組、同年の婚姻件数は 50 万 1,138 組です。

つまり、婚姻件数と離婚件数を単純比較すると、およそ3組に1組の夫婦が離婚しているとなってしまいますが、実際に結婚した夫婦が離婚した数では無いのです。

令和3年中に離婚した夫婦の結婚年はさまざまです。

そのため単純に3組に1組が離婚とはなりません。

本当は1000人当たり2組も離婚していない

一方、統計上で用いられている離婚率は人口1,000人あたりの離婚件数になります。

厚生労働省の報告によると、令和3年の日本の離婚率は1.50になります。

これは人口1,000人あたり1.50組が離婚しているということになり、つまり1000人当たりたったの2組も離婚していないということになります。

でもこれも令和3年の出来事なので、実際のところの本当の日本の離婚率というのはちゃんも統計が取れてないと言いますか、実態に即して計算されてないのです。

離婚する人が多いから私もと安易な考えはよくない

離婚は5年以内が最多なので、お子さんがいるご家庭は、子供が小さいうちに離婚する事になりますが、保育園や幼稚園で3組に1組も離婚しているという事はないと思います。

本当に3組のうち1組が離婚しているなら幼稚園の間にはもう3人に1人はシンママかシンパパという事になりますが、周りを見渡してもそんなに離婚家庭は無いですよね。

3組に1組が離婚と騒いだ方がニュースで目立ちやすいのでそのような報道が多いわけです。

離婚する人が多いから私も〜っと安易な考えはよくありません。

精神疾患になる人は離婚家庭が多い

心療内科で働いていて、精神疾患になる方は離婚家庭が多いと実感してます。

実際ある調査では離婚家庭に育った方は精神疾患になる方が2倍多いというデータもあります。

離婚した方が幸せな場合はもちろんあるけれど、そうなる前に結婚生活を早めに見直して幸せな家庭を築くべく努力した方が、より良い結果に導かれると思ってます。

離婚したらしたで、次のパートナーとうまくいくとも限らないので、今起きてる問題としっかり向き合って今のパートナーと頑張る方が子供のためにも良いと思います。

もちろんDVなどの問題がある場合は別ですが、、、

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