成長痛は子供にとても多い病気の一つですが、実は骨が痛むわけでは無く、ほとんどが心身症です。つまりはストレスですね。
歩き疲れてとか運動のし過ぎで痛くなる場合は単なる筋肉痛ですが、、、
成長痛はスポーツ障害と間違われやすい
他に成長痛と混同されやすいのはスポーツ障害のオスグッド病やシーバー病です。
こちらは成長痛とは異なり整形外科などでの治療が必要です。
スポーツをされてるお子様の場合は成長痛とスポーツ障害のどちらなのか明確にするためにも早めの受診をお勧めします。
子供の成長痛は「心身症=ストレス」
さて、成長痛の場合ですが、心身症=ストレスですので、ストレスの軽減が鍵となります。
3才から小学生2年生位までが特に多いとされています、小学生の間はみられやすい症状です。
有病率は、世界的に10~20%とされ、近年オーストラリアで行われた調査では、4~6歳児の約37%に「成長痛」が認められたと報告されています。
特に男児が多く、さらに長男が多いとも言われる不思議な症状です。
しかし、心理学的みてみるとそれほど不思議でも無いのかなと思います。
男の子や長男は成長痛になりやすい
女の子と違って自分の感情を表に出すことも少ない男の子、さらに言葉も女の子よりは遅めである子が多いので、自分の感情をアウトプットするのが苦手な分、身体に痛みを表してストレスがあることを表現しているのでしょう。
特に長男というのは下の子の面倒を見なくてはならない事や、下の子よりも色々な面で先にできるようにならないといけないプレッシャーなどでストレス値が高そうです。
男女問わず、子供のうちは自分の感情を整理して話すことは難しく、あまり自分のストレスについて自覚していない場合があります、そのような場合足の痛みとして表現して親に助けを求めているのでしょう。
成長痛は子供からのストレスサイン
実際に両親にさすってもらえたら痛みが消えることも多いのは、さすってもらえて安心したり、愛されていると実感が持てることでストレス値が下がるのだと思います。
あまりに強い痛みや頻度が高い場合の成長痛でしたら原因がどこにあるのか考えて対処してあげる必要もあります。
保育園や学校での先生やお友達との関わりなのか、お勉強や習い事のストレスの場合もありますし、夫婦仲が悪い場合はその事がストレスになっています。
子供のストレスは他にもたくさん考えられますが、親はちゃんと子供の気持ちを聞いてあげたり、様子を見て適切な関わりを持つことで軽減されると思います。
成長痛はマッサージですぐに治る
因みにうちは長女が成長痛を訴えることがありました。
3歳くらいの時なので、息子が産まれた時あたりからですね。
弟ができて嬉しい反面、弟に嫉妬したり、親を取られたような気持ちになったりと色々ストレスがかかっていたのでしょう。
頻度は低く、痛みもそれほどでもなかったので痛みを訴える時だけはマッサージしてあげて治してます。
マッサージしてあげるとすぐに治ってます。
年に数回程度その後もありますが、その都度どんなストレスがかかっているのか考えて、ちゃんと対応しています。そのためすぐに治ります。
子供は親に自分のストレスを伝えるのが難しい
子供は親に自分のストレスを上手に伝えるのは困難なのだということを念頭において、普段からよく子供の話を聞いてあげるだけでも対策になると思います。
痛みを訴えるときは、さすってあげたり、すぐに治るよって声をかけてあげたりと安心させてあげて下さい。
また、スポーツ障害が疑われるときはできるだけ早く外科などに連れて行ってあげて下さい。
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