児童発達支援や心療内科で勤めているととにかく悩みを聞く日々なのですが、兄弟喧嘩がとにかくストレスという声はよく聞きます。
(兄弟と書いてますが、姉妹や兄妹、姉弟など全て当てはまります)
子供たちも親の喧嘩は見たくない
「土日は子供も達のケンカを聞くのが嫌で、、、」
「ケンカせずに仲良く遊んでくれたらラクなのに、、、」
「兄弟喧嘩で血が出るほどの怪我をしてしまって、、、」
愛する子供達が言い争いをしている姿なんて見たくないですよね!!
最愛の子供達が激しい喧嘩で怪我したりしたら悲しくてツライ、、、
ん?あれ??
世界一大好きなパパとママが喧嘩してたら子供達は、、、同じく辛くて悲しい気持ちでいっぱいですね、、、
いやいや子供達の方がもっと親の喧嘩を見せられたらストレスは大きいはず。
子供達に仲良しでいて欲しいならパパとママが仲良しでいることが大切
そうです!!
そもそも兄弟喧嘩をしないでほしいならパパとママが喧嘩をしないことも大事になってきますね。
パパとママは喧嘩するのに、子供達には「ケンカはダメよ」なんて言って言うことを聞いてくれるはずがありません。
社長と副社長が激しいケンカをしているのに社長が「社員は仲良く協力して仕事してください」って言ったら心の中で社員達は「いやいや、まずは社長からお願いします!!」って思うはずですよね。
そう言うことなんです、、、
子供達に仲良しでいて欲しいなら、まずはパパとママが仲良しでいることが大切ですね。
親の夫婦関係は子供にとってコミュニケーションのお手本
時にはケンカもすることも当然あるかとは思いますが、普段からケンカが少ないパパとママならちゃんとコミュニケーションが上手に取れていて、問題が起きてもきちんと向き合って対処できていると思うのです。
その姿を見て、コミュニケーションを学び、人と向き合うことを見てきている子供達はケンカは少ないでしょう。
問題が起きていても、向き合わずにどちらかか、もしくはパパもママも我慢し続けていたり、時間が解決するとばかりに問題をスルーしていたり、、、逃げたりしていたら子供達は大切な人と問題が起きた時にどう向き合って良いのか学ぶ機会が無いので問題に対処できない人になってしまいがちです。
問題に向き合わずにいたらその問題はもっと大きくなってそのうち我慢の限界を迎えたどちらかが大爆発を起こして結局は大喧嘩になってしまったり、問題が大きくなり過ぎて対処できなくなってしまうことにもなりかねませんね。
また、醜い言い争いをしているパパとママもケンカというコミュニケーションはとっていても解決には至らないのですが、子供達はそれを見て、自分の感情をぶつけ合うコミュニケーションを学んでしまうために兄弟喧嘩も当然増えるでしょう。まさに醜い兄弟喧嘩をするようになってしまいかねません。
パパとママのケンカが激しすぎると逆に兄弟で団結して仲良くなり親をなだめるようになるケースもありますが、それよりもやはり親の喧嘩を見て育ったせいで、感情が不安定になり、兄弟でもケンカが多いパターンの方がよくあります。
兄弟が仲良くしてほしいと思うなら、子供達こそ親には仲良くしててほしいと思っているものです。
パパとママが仲良しなのに兄弟喧嘩が多いならまた別の原因を探り対策を打ちますが、、、兄弟喧嘩が多いならまずはパパとママが仲良しかどうかを考えて頂きたいです。
夫婦の不仲が子供に与える影響
長くなったのでまとめると。
両親が不仲であるなら
1. 親のコミュニケーションの方法から子供はコミュニケーションを学ぶので悪いコミュニケーションを親から学んでしまうからケンカが増える
2. 親が仲悪いので安心できずに情緒が不安定で心に余裕が無く兄弟でケンカが増える
3. 親がお互いを大切にしていないので、人を大切にする気持ちが育っていないのでケンカが増える
などということが考えられます。親は子の鏡と言われますがまさにらそう言う状況ですね。
夫婦仲良しでも兄弟喧嘩が多い家庭は別の原因がありますので、他の理由についても今後書いていきますが、夫婦喧嘩や夫婦不仲があるのに兄弟仲良くと思うならばまずは自分達夫婦のあり方を見つめ直すことが鍵となります。
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